太平洋戦争の歴史が全てわかるまとめ【満州事変から終戦の日まで】【真珠湾・ミッドウェー・沖縄戦・ポツダム宣言を一本で】
線路が爆破された時、東京の政府は、広げない、と決めました。その国は、どこで、何を決めて、十四年後、東京湾の戦艦の甲板に至ったのか。
一九三一年九月十八日の夜、奉天の北の柳条湖で、満鉄の線路が爆破されました。一九四五年九月二日の朝、東京湾の戦艦ミズーリの甲板で、降伏文書が調印されます。
二・二六事件、盧溝橋、三回の御前会議、真珠湾、ミッドウェー、サイパン、東京大空襲、沖縄戦、広島と長崎、八月十五日の放送を経て、降伏調印の朝まで。決めた場所とその日付を、残された文書と写真と、その場所の今で順に並べます。
■ この動画について
・戦争の評価(侵略か自衛か、開戦と終戦の責任、原爆の目的など)は、語り手が判定していません。起きたことを、日付と場所と出典つきの数字で並べています。当時の言葉(「玉砕」「聖断」「黙殺」など)は、かぎ括弧で使っています。
・呼び名について。一九四一年十二月、政府はこの戦争を「大東亜戦争」と呼ぶと決めました(十日の大本営政府連絡会議、十二日の閣議)。「支那事変をも含め」とあり、十二月八日以後の中国での戦争も含む呼び名です。一九四五年十二月十五日、連合国軍総司令部の覚書が、公文書でこの語を使うことを禁じました。「アジア・太平洋戦争」は一九八五年に提唱された呼び名で、範囲は論者で違います。この動画は「太平洋戦争」と呼び、満州事変から降伏調印までを扱います。どの呼び名が正しいとは言いません。
・開戦の朝の時刻は、アジア歴史資料センターの年表の日本時間です(十二月八日、マレー上陸 午前二時三十分、真珠湾攻撃の開始 午前三時十九分)。ハワイ時間の開始は、出典によって七時五十五分とも七時五十分とも書かれます。ハル・ノートが手渡されたのはワシントン時間の十一月二十六日、日本時間では二十七日の朝です。
・犠牲の数は、誰が、いつまでを、どう数えたかで大きく違います。南京事件、中国、フィリピン、マニラ、泰緬鉄道、シンガポールの犠牲、東京大空襲などは、一つの数で言い切らず、出典ごとに並べています。広島は広島市、長崎は長崎市、沖縄戦は沖縄県の推計と資料の数です。日本人の戦没者約三百十万人(厚生労働省)は、数え始める年が出典で違います。
・植民地からの動員(志願兵と徴兵、炭鉱や土木の現場への動員)は、その呼び方も数も、立場によって違います。
・原爆投下の指令は一九四五年七月二十五日付で、「八月三日ごろ以降、目視で爆撃できる天候になりしだい」と命じていました(米空軍史による)。八月六日の広島の空は、米軍の気象機の報告(雲は空の二割ほど)で言っています。
・終戦の決め手が原爆かソ連の参戦かは、決めていません。日付の順だけを並べています。
・終戦の日は三つあります。受諾の通告が八月十四日、詔書の放送が八月十五日、降伏文書の調印が九月二日です。九月二日のあとも、沖縄の日本軍が降伏文書に調印したのは九月七日でした。
・八月十五日と九月二日の空の様子は言っていません。気象庁の記録で、この日の天気の欄が空欄のためです。記録にあるのは気温などで、九月二日の東京は日平均二一・二度、降水量〇・一ミリでした。
・調印の甲板の額の旗は、米海軍の写真の説明にある「一八五三年七月十四日、ペリーが江戸湾で掲げた旗」です。旗艦の名や、錨を下ろした位置は言っていません。
・本編で扱えなかったこと。敗戦の時、海外には軍人・軍属と一般の人が六百六十万人以上いて、一九四六年末までに五百万人を超える人が引き揚げました(『世界大百科事典』)。旧ソ連は、旧満州・樺太・千島で拘束した約五十七万五千人をシベリアなどで強制労働させ、約五万五千人が亡くなりました(厚生労働省による)。
・人物の言葉は、詔書・宣言・電報など出典のある文書の範囲だけで、創作していません。大田実の電報は原本を確かめられていないため「と伝えられる」としています。朗読した詔書と宣言は、原文の一部を抜き出し、語りで現代の言葉に言い換えています。
・史跡の写真は、その場所の今の姿で、画面に「現在」と出しています。広島城の天守は一九五八年の外観の復元です。遺体の写真と、玉音放送の録音は使っていません。
・サムネイルは生成画像です。六人(石原莞爾・近衛文麿・山本五十六・東条英機・鈴木貫太郎・重光葵)は、国立国会図書館「近代日本人の肖像」の写真をもとに描いた想像の姿で、写真ではありません。ナレーションは音声合成を使っています。
・誤りに気づかれた方は、コメントで教えていただけると助かります。確認のうえ、概要欄と固定コメントで訂正します。
■ 主な参考資料
・『官報』号外(一九四一年十二月八日・一九四五年八月十四日)・国立公文書館 デジタル展示「昭和20年」・国立国会図書館「日本国憲法の誕生」(ポツダム宣言・降伏文書)・アジア歴史資料センター「公文書に見る日米交渉」
・『山川 日本史小辞典』・『山川 世界史小辞典』・『改訂新版 世界大百科事典』(平凡社)・『日本大百科全書』(小学館)・『ブリタニカ国際大百科事典』・『マイペディア』・『旺文社日本史事典』・『デジタル大辞泉』・『精選版 日本国語大辞典』・共同通信ニュース用語解説
・日中歴史共同研究 報告書(外務省)・庄司潤一郎「日本における戦争呼称に関する問題の一考察」『防衛研究所紀要』13巻3号・同 NIDSコメンタリー107号
・気象庁「過去の気象データ」・厚生労働省「広報誌 厚生労働」・広島市・長崎市・沖縄県ほか自治体の資料
・米海軍歴史遺産司令部(NHHC)・米国立公園局 Pearl Harbor National Memorial・USS Missouri Memorial Association・米陸軍公刊戦史・米空軍史・米国戦略爆撃調査団の報告・豪州退役軍人省の資料
▼幕末の回(ペリーが江戸湾で旗を掲げた一八五三年)
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■ 画像・映像
出典:国立公文書館デジタルアーカイブ 『大東亜戦争終結ニ関スル詔書・御署名原本・昭和二十年・詔書八月十四日』(請求番号 御28610100)、『米国及英国ニ対スル宣戦ノ詔』(請求番号 勅00005100-26300)、『東京その1』(請求番号 昭46総00176100-03200)、『学童疎開ノ促進ニ関スル件ヲ定ム』(請求番号 類02872100-00700)、『写真週報』296号(1943年11月3日)、『写真週報』298号(1943年11月17日)
出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 (https://www.ndl.go.jp/portrait/)
国立国会図書館デジタルコレクション(『官報』)
パブリックドメイン/CC0:米国国立公文書館(NARA)・米海軍歴史遺産司令部・米陸軍・米海兵隊・米空軍・米国議会図書館・トルーマン大統領図書館・英国帝国戦争博物館・アジア歴史資料センター・メトロポリタン美術館・ブラウン大学図書館 ほか(Wikimedia Commons 経由を含む)
地図:Natural Earth/国土数値情報(行政区域データ・国土交通省)を加工して作成(位置・経路・境界はおおよそ) 映像:Pexels
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・Cabinet Public Relations Office, Cabinet Secretariat(CC BY 4.0)115081584
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・Vmenkov(CC BY-SA 3.0)5003538、5003317
・Vera.vvo(CC BY-SA 4.0)90615280
・Gunawan Kartapranata(CC BY-SA 3.0)17361180
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・Vyacheslav Argenberg(CC BY 4.0)114473447
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#太平洋戦争 #日本史 #昭和 #真珠湾攻撃 #沖縄戦
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