茶の湯 / 続き薄茶「炉」楽しいお稽古😊
続き薄茶「炉」
茶事では後座になると、濃茶、後炭、薄茶の順で行われるのですが、連客中に帰りを急ぐ人がある場合とか、亭主側のほうで特別な趣向があって、時間を短縮したいようなときには、後炭手前を略し、濃茶点前の後半から、続けて薄茶点前にかかることがあります。
これを続き薄茶といいます。
客のほうから「何々のため、続いて薄茶をいただきたい」と所望する場合と、亭主側から「勝手を申しますが、続いて薄茶を差し上げます」と挨拶する場合があります。
特に、朝茶事、夜咄(よばなし)の茶事などでは、続き薄茶が約束になっています。
「軸」
「懈怠比丘不期明日(げたいのびくみょうにちをきせず)」は、大徳寺第百七十世の清巌宗渭が宗旦に宛てて書いた言葉で、裏千家の「今日庵」という庵号の由来となっています。
この言葉の由来は次のとおりです。
・席開きの日に、参禅の師である清巌和尚を招いた宗旦が、時間になっても清巌和尚が来ないため「明日おいでください」と伝言を残して他の用事で出かけました。
・宗旦の留守の間に清巌和尚がやってきて、茶室の腰張りに「懈怠比丘不期明日」と書いて帰りました。
・宗旦は帰宅してそれを見て改めて清巌和尚を招き、茶室に「今日庵」と名付けました。
「懈怠」は「なまけもの」、「邂逅(かいこう)」は「めぐりあう」という意味で、「人生は畢竟(ひっきょう)夢で、今日あって明日を期し難い。されば唯今の一刹那を大切にする」という意味です。
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