堀木エリ子氏 「革新から始まる伝統」
銀行員であった堀木がたまたま転職したのが和紙の会社。価格競争に生き残れなかったその会社は2年で閉鎖したという。「この伝統産業を守らないと、と思いましたが、他にしてくれる人がいなかったんです。なぜ手漉き和紙は高い商品になるのか?最初に原点回帰をしました」使えば使うほど風合いを増す、耐久性が圧倒的にある、という手漉き和紙の本来の特性をインテリアに展開しようと思った堀木。「最初は職人に嫌われました。職人の精神性を理解出来ていなかったんです。そして一年目にして三千万円の赤字を出してしまいました。美術や技術の勉強をしていない私には無理だと言われました」しかし堀木はまたしてもモノづくりの原点を見つめたという。「出来るか出来ないか」と悩まず、まず「出来ないを捨てる」。口偏にプラス(+)とマイナス(-)と書いて『吐く』、マイナスを取ったら『叶う』になるんです。出来るという前提で未来を拓きましょう」と聴衆に訴えかけた。
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