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「本当にできるのかな…」 何千回も失敗して掴んだ“新技” 体操・平均台のシンデレラ 岡村真(21)【アジア大会 愛知・名古屋】

CBCニュース【CBCテレビ公式】56,476回視聴投稿日: 2026/07/10
9月に開幕する「アジア大会 愛知・名古屋」。今回は、前大会の金メダリストで、体操の日本代表に内定している岡村真選手に密着しました。 前回の杭州アジア大会で、彗星のごとく現れた平均台のシンデレラ。 (当時の実況) 「岡村真が平均台でアジア大会史上初めての金メダルを獲得です」 三重県津市出身、相好体操クラブの岡村真選手(21)。アジア大会の金メダリストは総合力を高めるために、苦手としていた段違い平行棒の強化に挑んでいました。 (岡村選手) 「本当にできるのかなというぐらい下手くそで、自分はそんな器用じゃないので、ゼロから心をリセットして今の形にたどり着いた」 何百何千の失敗を重ねてたたどり着いた、岡村真の進化に迫ります。 週に1度の休みは…1日中「お菓子作り」 岡村選手は三重県の四日市大学に通う3年生。体操以外に没頭する唯一の息抜きが… (岡村選手) 「お菓子作りは、休みの日になったら朝から晩まで作っているから家族に『作りすぎ』って言われます」 週に1度の休みは決まってお菓子作り。以前の取材ではプロ顔負けのスイーツ作りを披露してくれました。 何事にもひたむきに取り組むのが岡村選手。地元の大会に出場した際、選手たちで掃除を行う場面では… (岡村選手) 「ちょっとこれ汚い…やるからにはきれいにしないと。あぁ疲れた。めっちゃきれいになった!」 そんな岡村選手が挑んだ5月のアジア大会代表選考会最終日。岡村選手は、得意の平均台で全体1位の高得点を出すなど全4種目を行い個人総合で4位。2大会連続でアジア大会への切符をつかみました。 (岡村選手) 「代表になることができたので、すごくホッとしているというかうれしいです」 岡村選手の“進化”に寺本明日香さんは… この大会で見せた岡村選手の進化。注目は段違い平行棒での全体1位。実は苦手な種目でしたが、去年の秋から強化を図ってきました。 (岡村選手) 「前までは段違い平行棒はミスせずに、とりあえず平均台に繋げるというイメージだったんですけど、段違い平行棒を自分の武器として、強さを見せることができるようになった」 この岡村選手の進化について、オリンピック2大会連続で出場した寺本明日香さんは… (寺本明日香さん 30歳) 「努力から見える演技というのが岡村選手らしい。この1年で4個の技を習得したのかなという感じ」 新技に挑戦するも…悪戦苦闘「自分はそんなに器用じゃない」 岡村選手は演技構成を見直し、より高得点が狙える新たな技に挑戦。 その1つが「ギンガー」。 ギンガーとは前方へ身体を振り出す瞬間にバーを手放し、後方宙返りをしながら身体を180度ひねり、再びバーを両手で掴む技です。 (岡村選手) 「最初ギンガーをやり始めたときは、本当にできるのかなというぐらい下手くそで自分はそんなに器用じゃないので」 コーチが撮影した練習動画には…来る日も来る日もギンガーと格闘している様子が。 “頂点”に立っても怠らない努力  何百何千もの失敗を重ね…半年間の月日をかけて、1つの技を習得したのです。 そして、アジアの頂点に立った平均台でもまた日々の積み重ねが、強さを生んでいました。一見するとただ歩くだけに見える練習でも… (岡村選手) 「あぁ見えて指でつかむところだったり、内股にならないようにしっかり台を捉えるというのを確認したりしているので、そういう細かいところが試合の緊張した場面でも、体に覚え込まれている技術で修正できたポイントでもあるのかなと思います」 この基礎トレーニングが、バランスを崩しても絶対に落下しない圧倒的な安定感を生んでいます。そして、この細部へのこだわりが大舞台で自分自身を助けます。 「練習通りのさばきができた」幼少期から大切にする“3つの言葉” 幅10センチの平均台。着地したときにバランスを崩しますが… (寺本さん) 「普通の人だったら、ポテッと落下すると思うんですけど、立て直す能力が色んなトップ選手よりもすごくいいなと思う」 (岡村選手) 「自分の中の修正可能な幅には入っていたので、跳んだ時点で曲がったなとは感じたので練習通りのさばきができたって感じです」 ここまでできるのは12年前、体操競技を始めた時に掲げた“3つの言葉”を今も大切にしているからです。 (岡村選手) 「強くなるために重要だと思うのが『根性・勇気・練習』という3つの言葉」 「同窓会は行く予定ない」 “特別な日”でも練習重ね… あの日の自分が、いまの岡村真を作る。 強くなるためには、それが例え特別な日であっても… (岡村選手) 「同窓会とかもあるんですけど、自分は行く予定はないです。この後は四日市に戻って練習に行く。本当に小さい積み重ねだと思うんですけど、あの日の練習がきょうに生きているのかなと思うと必要だったのかなと思います」 全ては再び表彰台の頂へ登るために。 (岡村選手) 「やっぱり岡本真は強いと思ってもらえるような演技ができるように、連覇を目指したい」 この秋アジア大会 愛知・名古屋は、43競技を54会場で実施。体操は名古屋市総合体育館で行われます。アジア48億人の頂点を目指す、選手たちの活躍に注目です。

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