【アニメ】社長「店長は管理職だから残業代は出ないよw」月110時間タダ働きさせた焼肉チェーンの末路…【ずんだもん解説】
「店長は管理職だから、残業代は出ないよ」「管理職手当、3万も払ってるんだから」——12店の焼肉チェーンの本部に、10月から給与計算の係として入ったずんだもん。駅西店の相沢店長のタイムカードには、毎日「2時14分」「1時48分」の退勤が並んでいました。残業は月110時間。それでも、給与明細の時間外の欄は0円です。
アルバイトを採る権限はなく、シフトは本部の人件費の枠で決まり、人が足りない日は店長が埋める。働いた時間で割ると、店長の時給は964円。学生のアルバイトより236円安い。社長は言います。「余計な計算は、いらない」。そして11月、国道店の森下店長が「辞めます。それと、労基署に行きます」——。
▼この動画でわかること
・会社の「管理職」と、法律の「管理監督者」は別。店長でも、法律の管理監督者の要件を満たさなければ、時間外と休日の割増賃金(残業代)が要る
・管理監督者かどうかは肩書きではなく、仕事と権限・働き方・待遇の実態で決まる
・多店舗の小売・飲食の店長では、アルバイトの採用やシフト・残業の指示の権限がない、遅刻で給料を引かれる、働いた時間で割ると店のアルバイトより安い、などが「管理監督者と言えない重要な要素」とされている(2008年の厚生労働省の通達)
・管理監督者でも、夜10時〜朝5時の深夜の割増(25%以上)は払う必要がある。有給休暇も付く
・会社は、管理監督者も含めて、働いた時間をタイムカードなどでつかむ決まり(2019年4月から)
・割増は時間外25%以上、月60時間をこえた分は50%以上(中小企業も2023年4月から)、法定休日35%以上。ふつうの管理職手当も計算のもとに入る
・払われなかった残業代は、支払日から3年まで請求できる。辞めた後でも請求できる
・辞めた後の未払いの賃金には、原則として年14.6%の遅延損害金が付く
・割増賃金を払わないと、6か月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金の対象
── この動画で出てくる資料 ──
・労働基準法 第37条・第41条・第115条・第119条・第143条/同施行規則 第21条
・労働安全衛生法 第66条の8の3/賃金の支払の確保等に関する法律 第6条
・厚生労働省 通達「多店舗展開する小売業、飲食業等の店舗における管理監督者の範囲の適正化について」(2008年9月9日 基発第0909001号)
・厚生労働省「労働基準法における管理監督者の範囲の適正化のために」「確かめよう労働条件」
・最高裁判所 2009年12月18日判決(深夜の割増と管理監督者)
※この物語はフィクションです。人物・会社・金額は架空です。制度は、公的な資料で確かめています。
※残業代や働き方のことで困ったときは、労働基準監督署や、都道府県労働局の総合労働相談コーナーに相談できます。
台本はこの回のために書いたオリジナルです。タイムカード・給与明細・計算の画面は、この回の話に合わせて作りました。背景と場面絵は画像生成AIで作りました。焼肉や夜の街の実写は、Mixkit・Coverrの素材です。
── クレジット ──
音声合成:VOICEVOX
VOICEVOX:ずんだもん/VOICEVOX:青山龍星/VOICEVOX:雀松朱司/VOICEVOX:玄野武宏/VOICEVOX:小夜/SAYO/VOICEVOX:波音リツ/VOICEVOX:黒沢冴白/VOICEVOX:四国めたん
立ち絵:坂本アヒル
イラスト:いらすとや
背景・場面絵:オリジナル(画像生成AIで作成)
映像素材:Mixkit/Coverr
効果音:効果音ラボ
BGM:オリジナル(Suno)/OpenTracks(旧DOVA-SYNDROME)
毎晩20時に、働く人の一話完結のドラマを出しています。
あなたの会社の店長や課長は、残業代が出ていますか? コメントで教えてください。
#ずんだもん #管理職 #残業代
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