【本要約】次の金融危機はどこから来る?元IMF審議役の見立て
次の金融危機で本当に怖いのは、派手な暴落よりも、停滞が長引く「長い危機」だと著者は言います。
元IMF審議役の著者が、過去100年に起きた9つの国際金融危機から読み解いた「危機の共通パターン」と「次の危機」の見立てを、5つのポイントで解説します。
今回は、大蔵省(現・財務省)で副財務官などを歴任し、IMFの審議役、世界銀行の駐日特別代表を務めた宮崎成人さんの『教養としての金融危機』(講談社現代新書)を要約します。
過去100年に起きた9つの国際金融危機を、専門用語を減らして「ストーリー」として描いた一冊です。今回は、国の「黒字・赤字」の見方、途上国の債務危機、アジア通貨危機、ユーロ危機、そして次の危機の見立てに絞って紹介します。
借金・信認・資金繰りという、会社や僕たち個人のお金にも直結する教訓ばかりです。
▼目次
0:00 オープニング(赤字世界一のアメリカと、危機に飲み込まれたタイ・韓国)
1:12 本の紹介
3:12 今日の5つのポイント
3:57 ① 国の「黒字・赤字」の本当の意味
4:50 ・日本は「投資で稼ぐ国」に変わった
5:36 ・赤字は悪いことなのか(信認と調整)
6:32 ・アメリカが経常収支の危機にならない理由
7:18 ② 途上国の借金は、なぜそろって返せなくなったのか
8:20 ・ラテンアメリカの債務危機
9:01 ・IMFの「調整プログラム」と落ち込んだ生活水準
9:47 ・「国家は倒産しない」と3つの債務戦略
10:36 ・宮澤構想とブレイディープラン
12:47 ③ アジア通貨危機の正体「サドンストップ」
13:28 ・タイ:足りなかった支援
14:28 ・インドネシア:「降伏文書」と呼ばれた写真
15:46 ・韓国:短期で借りて長期で貸す落とし穴
16:57 ・危機はなぜ次々と起きたのか
17:51 ・日本の「アジア通貨基金」構想
18:53 ・国際金融のトリレンマ
20:06 ④ 絶体絶命のユーロを救った、たった一言
21:00 ・ギリシャの「オウンゴール」
22:00 ・自分で通貨を動かせない弱点
22:59 ・アイルランドとスペイン
23:54 ・ドラギ総裁の「何でもやる」
25:49 ⑤ 次の危機はどこで起こるのか
26:51 ・候補1:ドルへの資金回帰
27:40 ・候補2:資産価格
28:39 ・候補3:公的債務
29:36 ・候補4:アメリカの「調整」
31:47 今日のおさらい
33:03 本書の結びと、僕が感じたこと
34:18 エンディング
▼この動画でわかること
・経常赤字が世界一のアメリカが、経常収支の危機にならない理由
・日本が「モノを売って稼ぐ国」から「投資収益で稼ぐ国」に変わったという話
・途上国の借金危機を鎮めた「数歩先」の提案と、日本の宮澤構想
・財政が健全だったアジアの国々を襲った「サドンストップ」の正体
・ユーロを救ったドラギ総裁の「何でもやる」という一言
・著者が挙げる次の危機の主な候補と、暴落より怖い「長い危機」
▼紹介した本
『教養としての金融危機』
著者:宮崎成人
出版社:講談社(講談社現代新書、2022年1月発売)
Amazon:https://link.amazon/B04mhmBHe
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※この動画は書籍の内容を要約・解説したものです。数字や出来事の解釈は本書の記述にもとづいており、本書が書かれた時点(2021年末)の数字を含みます。IMFやアメリカなどへの評価は著者の見方です。くわしい内容は、ぜひ本を手に取ってご確認ください。
※特定の金融商品の購入や投資をすすめるものではありません。
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