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“魔の交差点”で50件超の事故…なぜ? 中越地震「空飛ぶ牛」前代未聞の救出劇【Jの追跡】【スーパーJチャンネル】(2026年11月7日)

ANNnewsCH36,335回視聴投稿日: 2026/11/07
 千葉県の交差点で50件以上も車の衝突事故が続発して“魔の交差点”と呼ばれる場所があります。事故の瞬間の映像を確認すると多くの車が一時停止を無視していることが分かりました。標識も停止線もあるのになぜ車は止まらないのか…ある原因が浮上しました。  一方、2004年の新潟中越地震の際にヘリコプターで山古志牛1200頭以上を救出する映像について、当時の関係者が前代未聞の挑戦となった舞台裏を今語ります。ニュースの真相を追跡しました。 ■“魔の交差点”の真相  交差点付近に設置された防犯カメラの映像です。衝突の衝撃で車が半回転しています。  別の日にも繰り返し起きる出合い頭の事故。映像をよくみると、道路には一時停止がありますが、止まることなく交差点に進入しています。 近隣住民 「通るたび事故を見た気がした。僕は気をつけている」 「車で通らないように遠回りする。“魔の交差点”」  警察によると、この6年ほどで53件の事故が発生しているということです。  なぜ車は一時停止を無視するのか。“魔の交差点”事故の原因、その真相に迫ります。  千葉県横芝光町の県道79号にある交差点。交差点の角に暮らす住人に話を聞いてみると…。 「(Q.今年も事故は起きている?)4~5件起きている」 「(これまでに)10回くらいブロック塀とフェンスを壊されている」  交差点に面した畑のブロック塀に車が突っ込むことも多く、時にはフェンスごとなぎ倒されてしまったことも…。 「今までは相手の保険で塀やフェンスは直してもらった。20万~30万円くらい」  これまでに修理代で200万円近くかかっているそうですが、それ以上にもしそこに自分がいたら…恐怖を感じる日々だといいます。 ■優先道路だと勘違い?  一体なぜ事故が起きてしまうのでしょうか。  県道に交差する道路には、一時停止の標識があります。しかし、改めて事故映像を見返すと一時停止で止まるどころか減速もせず交差点に進入し、優先道路の車と衝突。驚くことに、事故のほとんどが一時停止をしていないことが分かりました。  角に暮らす住人は、一時停止を無視したドライバーから信じられない言葉を耳にしていました。 「(一時停止を無視したドライバーが)『自分の方が優先だと思った』という人も多い」  優先道路だと勘違いし、一時停止を見落とすドライバーが多いといいます。  実際に走行してみると、ブロックがあるように見え道が狭まったように感じました。立体的に見える3D路面標示で速度を落とすように促し、その先に一時停止があります。 ■十字路になり表示が逆転  ここまで対策をしているのに、なぜ一時停止を無視して交差点に進入してしまうのでしょうか。  聞き込みを続けると有力な情報が…。 近隣住民 「優先道路が切り替わった。元々優先道路がこっちだった。それがこの道路ができたのでこっちが優先になって」  今は十字路ですが実は6年ほど前まで丁字路で、県道は行き止まりで一時停止があり、横に走る道路が優先道路でした。  しかし、2020年3月に県道が伸びて十字路になったことで、優先道路と一時停止の表示が逆転してしまうのです。 交差点の角に暮らす住人 「丁字路だった時代は、事故はほぼゼロだった。6年前の記憶で自分の方が優先だと思ったという人も多い」  20年近く優先道路で一時停止がなかった道路に、ある日を境に「止まれ」の表示が現れました。長年優先道路だったため、ドライバーは一時停止に気づかないのではないかと住人は言います。  すると久保田直子アナウンサーが、あることに気づきます。 「一時停止も有効だけど、どうして信号をつけない?」  交差点には一時停止の表示はありますが、信号機はありません。しかし、130メートルほど離れた隣の交差点には信号機が設置されています。 ■事故を減らす対策は?  事故が多発するのに、なぜ信号機を設置しないのでしょうか。  警察に確認すると、信号機は原則150メートル以上の間隔をあける必要があるといいます。ドライバーが手前の信号と先の信号を「誤認」するのを防ぐためです。  信号機がつけられない“魔の交差点”。対策は施されていますが、今年も4件の事故が起きています。  その理由を現地にも行ったことがある専門家・交通事故鑑定人の熊谷宗徳さんに聞いてみると…。 「相当先まで見通せる道路なので、先を見てしまっている可能性」  その結果、手前にある一時停止を見落としてしまうといいます。  では、どのような対策をすれば事故は減るのでしょうか。 「ハンプという、道路に凹凸をつけて車に衝撃音などで知らせるものがある。それも効果的」  道路に凹凸をつけ通過すると振動が発生するハンプ。減速し、一時停止に気づきやすくなり事故が減るのではないかといいます。 ■“空飛ぶ牛”救出作戦  続いてのニュースの真相。皆さん、この光景を覚えているでしょうか。  22年前の23日に発生した新潟県中越地震で、孤立した旧山古志村へ救出に向かうヘリコプターの映像です。  救出していたのは、村で孤立し命の危機に陥った「山古志牛」です。その数なんと1237頭。ヘリで牛を運ぶという前代未聞の救出作戦。追跡すると、知られざる舞台裏と今も被災地を救う新たな活動にたどり着きました。  牛が孤立していた牧場は、今どうなっているのでしょうか。救出のおかげで牧場は存続していました。  当時の状況をタカノファームの牧場主・星野雅一さんに聞くと…。 「危険だから『山に入るな』と言われていたけど、牛の悲鳴『助けてくれ』という、このままだと牛たちは死んでしまう」  地震でライフラインが寸断され、村民全員がヘリで市街地へ避難することになりました。牛たちは村の牧場などに取り残され、完全に孤立した状況だったといいます。 「(牛の)命を大事にしないといけない。なんとしても助けよう。ヘリを使って空輸をしたら…が始まり」  実は日本ではこれまでヘリで牛を運んだ例はなく、しかも1200頭以上。その結果…。 「ヘリ代だけでも今の都内でマンションが買える費用がかかった」  エサや水もなく一刻の猶予もない状況に…。 「お金よりも(牛の)命を守ろうという思いは皆一緒。当時の社長が即決で(救出を)決めた」  ヘリで1200頭以上の牛を救出する、まさに前代未聞の大プロジェクト。それを指揮した人物が建設会社「カツミ商会」に勤める高野克弘さんです。驚きの真相を語ってくれました。 「空は昔アメリカで飛んでいた。飛行機とヘリコプター両方操縦していた」  ヘリ操縦の経験からヘリでの空輸を思いつき提案しましたが…。 「アメリカに住んでいてバンド(ハーネス)で牛を運ぶのは聞いたことがあった」  しかし牛の数は1200頭以上。限られた時間ですべての牛を救出するため考えられたのが…。 「ケージですね。実は世界でも初だと思う」  ヘリで運ぶことができる軽くて頑丈なケージを用意する必要がありました。 「佐渡島に物を運ぶフェリー用のコンテナがあった。見に行ったら重すぎるとか大きすぎるとか…ケージを作ろうということで一から手作り」  初めての試みでしたが、わずか4日でケージを作ったというのです。 「1回目につり上げた時の写真」 「これがつり上げた時。『わぁ上がる』みたいな。全部で1237頭運んだ。2~3頭ずつ。長岡市と旧山古志村を440往復した。作戦が始まって25日間、1頭も落とさず作戦が終わった」  25日間かけて、孤立した牛すべてを救出します。  そして今この経験を生かし、新たなプロジェクトが始まっていました。 「牛のマークのMMRという部署を作りました。モウモウレスキューという。私たちが手を差し伸べなければ、水も飲めないエサも食べられない状況になる。何かあったら即飛んでいきたい」  高野さんは今、能登半島地震をはじめ被害を受けた牛舎の復旧活動を行っています。 (2026年10月23日放送分より) [テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp

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