もし「水だけ」で生活したらどうなる?歴史に残る382日の記録と驚きの人体の仕組み
朝ごはんを抜いた日🍚お昼前にはお腹が鳴って、なんだか力が出ない。そんな私たちの体が、もし食べ物をいっさい口にせず、水だけで過ごしたら、何日もつのでしょうか?
よく聞く目安は「3週間」。
ところが医学の専門誌には、お医者さんが見守った「382日」という記録がのっています!
※382日の例は、お医者さんが検査をしながら見守った、とても特別な例です。危険ですので、絶対にまねしないでください。この動画は、食事を抜くことをすすめるものではありません。
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/ @atarimae_hi
【この動画で分かること】
・食べ物を口にしなかった記録でいちばん長いのは、382日(1965年・スコットランド・27歳の男性。207キロから82キロに)
・お腹がすくのは、胃が空っぽだからではない? 丸1日食べなかった6人の「お腹すいたホルモン」を20分ごとに測った実験
・体にためてある「糖」は、およそ1日分しかない
・ダイエットを始めた最初の数日、体重がすとんと落ちる理由
・脳は、じっとしているときの体のエネルギーのおよそ5分の1を使う。1日の糖は約120グラム(角砂糖30個以上)
・1967年、ボストンの医師たちが「脳に入る前の血」と「出たあとの血」をくらべてわかったこと
・あぶらから作られる燃料「ケトン体」と、何日も食べていない人の息が甘ずっぱいにおいになるわけ
・筋肉のたんぱく質がこわれる量は、何週間かで3分の1以下に
・70キロの人の体のあぶらは、計算の上ではおよそ2か月分。よく聞く「3週間」が控えめな目安なわけ
・皇帝ペンギンのオスは、およそ4か月、一度も食事をせずに卵を温める
・キングペンギンが卵を置いて海へ向かう日、体の中で入れかわる2つのホルモン
・382日ぶりの最初の食事と、男性のひと言
・何日も食べないでいると、むしろお腹がすかなくなる人が多い。だから自分の感覚だけを頼りにしてはいけない
【チャプター】
00:00 食べ物なしで382日の記録
1:36 先に結論
2:52 お腹は「時計」ですく
5:15 脳は燃料を切りかえる
7:47 水だけで何日もつのか
9:31 ペンギンが卵を置く日
11:33 382日目の朝ごはん
12:48 まとめ
【コメントお待ちしています】
・あなたがこれまでで、いちばん静かな場所や恥ずかしい場面でお腹が鳴ってしまったのは、どんなときですか?
・朝ごはんを抜いた日、お腹が鳴るのは何時ごろですか? 「毎日だいたい同じ時間に鳴る」という人も、ぜひ教えてください
・「この当たり前のふしぎも知りたい」「ここが意外だった」も、いつでも大歓迎です。いただいたコメントは、次の動画づくりの参考にしています。
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【主な出典】
・Stewart WK, Fleming LW(1973)"Features of a successful therapeutic fast of 382 days' duration" Postgraduate Medical Journal 49(569):203-209
・ギネス世界記録「Longest survival without food」
・Wikipedia「Angus Barbieri's fast」(1966年の新聞記事をもとにした記述。最初の食事・本人の言葉)
・Natalucci G ほか(2005)"Spontaneous 24-h ghrelin secretion pattern in fasting subjects" European Journal of Endocrinology(ウィーン医科大学)
・Owen OE ほか(1967)"Brain metabolism during fasting" Journal of Clinical Investigation 46(10):1589-1595
・Cahill GF Jr.(1970)"Starvation in man" New England Journal of Medicine
・Cahill GF Jr.(1998)"Survival in starvation" American Journal of Clinical Nutrition 68(1):1-2
・Hashim SA, VanItallie TB(2014)Journal of Lipid Research(ケトン体と脳の燃料の総説)
・Robin JP ほか(1988)American Journal of Physiology 254:R61(冬に食事をしない皇帝ペンギンの体)/The Open University「Animals at the extremes: polar biology」
【使用素材】
・写真:
スコットランド テイポートの町:Laerol/CC BY-SA 4.0
ダンディーの町:Colin Smith/CC BY-SA 2.0
12時を指す時計:dejankrsmanovic/CC BY 2.0
ボストン 旧ピーター・ベント・ブリガム病院:ajay_suresh/CC BY 4.0
南極の皇帝ペンギン(2枚):TESSIER Ewan/CC BY-SA 4.0
卵を足にのせたキングペンギン:Brocken Inaglory/CC BY-SA 3.0
海にもぐるキングペンギン:Antoine Lamielle/CC BY-SA 4.0
からっぽのお皿とコップの水:Dr Jean Fortunet/CC BY-SA 3.0
11時55分の時計:Danuel Bohne/CC BY-SA 4.0
体重計:Joa70/Pixabay 角砂糖:pasja1000/Pixabay キングペンギン:heidemsy/Pixabay ゆで卵とパン:congerdesign/Pixabay
(Wikimedia Commons・Pixabay)
・資料の画面:各論文・機関のページ(動画内に出典を表示)
・3D:体の中の燃料のタンク・肝臓と筋肉の糖・脳へ運ばれる燃料・ペンギンの体の中の映像は、3Dソフト(Blender)で作った、しくみを分かりやすくしたイメージです。実際の臓器の形や大きさの比ではありません
【制作について】
・この動画は、ほかの動画や記事を切り抜いたり、つなぎ合わせたりした「再利用コンテンツ」ではありません。
・テーマ選び・話の組み立て・台本の最終的な文章は、制作者本人が、医学の論文や記録を読んで確かめながら決めています。ナレーションは、本人が台本を読んで、自分の声で録音したものです。
※この動画は、体のしくみを紹介するものです。食事を抜いたり、何も食べずに過ごしたりすることをすすめるものではありません。体調や食事のことで気になることがある方は、お医者さんに相談してください。
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