【3D解説】機体もエンジンも壊れていなかった…それでも機首を上げたまま海へ エールフランス447便 墜落事故【2009年】
2009年6月1日、リオデジャネイロからパリへ向かっていたエールフランス447便(エアバスA330)が、大西洋の赤道付近の上空で消息を絶ち、乗っていた228人全員が亡くなりました。
速度計の表示が狂っていたのは長くても1分ほど。エンジンも機体も最後まで動いていました。それなのになぜ、3人の操縦士は失速に気づかないまま、機首を上げた姿勢で海へ落ちていったのか。
ピトー管が氷の結晶でふさがる仕組み、自動操縦が外れたあとの「代替則」、迎え角と失速、機首の向きと進む向きのずれ、速さが落ちすぎると止まってしまう失速警報、そして2年かけて水深3900mの海底から回収されたフライトレコーダーの記録を、フランス航空事故調査局(BEA)の最終報告書をもとに3DCGで解説します。
0:00 オープニング
0:48 第1章 リオ発パリ行き
2:21 第2章 雷雲の帯と機長の休憩
4:36 第3章 速さを測る管
6:59 第4章 自動操縦が外れた
9:24 第5章 機首は上なのに落ちていく
11:42 第6章 最後の2分46秒
14:36 第7章 3900メートルの海の底
16:11 第8章 壊れていない飛行機を落としたもの
※ 機体の姿勢・高度などの動きは、BEA の最終報告書に載っているフライトデータレコーダーの記録(本文の数値とグラフ)を読み取って再現したものです。数値データそのものは公開されていないため、細かな揺れは再現していません。
※ 操縦室の会話は、BEA が公開した記録(CVR)の日本語の要約です。音声は使っていません。
※ 右席の副操縦士が機首を上げ続けた理由は分かっていません。動画では BEA の推定を紹介しています。
※ 3DCGは再現イメージと仕組みの説明です。機体の塗装・操縦室・人物は簡略化しています。海面に当たる瞬間は描いていません。
※ 裁判は、2026年5月21日のパリ控訴院の判決(エールフランスとエアバスに有罪)について両社が破毀院に上告しており、確定していません(2026年10月31日時点)。
※ 乗員・乗客のお名前は出していません。
亡くなられた228人の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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■ ナレーション
音声合成:Fish Audio
■ 写真・画像
・事故機 F-GZCP(2009年5月):Wim Callaert / Wikimedia Commons(CC0)
・事故の夜の衛星赤外画像:NOAA / Wikimedia Commons(パブリックドメイン)
・ピトー管(A320neo):Gabriel Resende Veiga / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)
・捜索にあたったブラジル海軍の艦、垂直尾翼を載せたフリゲート:Marinha do Brasil / Wikimedia Commons(CC BY-SA 2.0)
■ 映像
Storyblocks(夜の空港・雷雲・パリの裁判所。いずれもイメージ)
■ 地図
Natural Earth
■ 参考資料
BEA(フランス航空事故調査局)「Final Report on the accident on 1st June 2009 to the Airbus A330-203 registered F-GZCP」(2012年7月)と付録・中間報告1〜3
報道各社(控訴審の判決と上告)
■ 3DCG・効果音・音楽
オリジナル制作(Three.js)
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