【本要約】お金を貸す商売はいつ始まった?ファイナンスの世界史
利息が「悪いこと」とされた時代から、騎士団、メディチ家、株式会社、国債、中央銀行へ。お金を貸す商売がどう育ってきたかを、一冊の本でたどります。
最初の銀行とされる古代の神殿から、株式会社・国債・中央銀行の誕生、バブル、そしてリーマンショックまで。お金を「集める」技術と「増やす」技術の進化と暴走を、一気にたどります。
今回は、早稲田大学名誉教授・大村敬一さんの『ファイナンスの世界史 金融技術と金融ビジネスの歩み』を要約します。
生命保険会社や全国銀行協会連合会に勤めたあと研究者になり、内閣府の官房審議官も務めた著者が、お金の「調達」と「運用」の歴史を、金融の技術の進化と暴走という視点で描いた一冊です。
高い利回りの見方、信用と金利の関係、バブルの見分け方など、僕たち個人の資産づくりや会社経営にも使える教訓ばかりです。
▼目次
0:00 オープニング(ニュートンは株で大損していた)
0:40 今回の本『ファイナンスの世界史』と自己紹介
1:36 金融の技術は、困りごとと失敗から生まれた
2:15 今日の5つのポイント
3:02 ① お金を貸す商売は、神殿と騎士団から始まった(最初の銀行は神殿)
4:06 ・利息の禁止と「抜け穴」
4:54 ・銀行になったテンプル騎士団
5:44 ・ギャング一味と呼ばれたメディチ家
6:29 ・王様に踏み倒された銀行家たち
7:14 ・一つ目のまとめ
7:48 ② 株式会社は「ギャンブル」から生まれた(大航海への出資は賭け金)
8:42 ・コロンブスの資金集め
9:34 ・イギリス東インド会社:十回目の航海でリターン148%
10:42 ・オランダ東インド会社と「有限責任」
11:29 ・株式は事実上の「コールオプション」になった
12:10 ・二つ目のまとめ
12:50 ③ イギリスを強くした「国債」と「中央銀行」(金匠と信用創造)
14:04 ・王様の裏切りと名誉革命
14:49 ・国債の誕生:議会が国の借金を保証した
15:45 ・イングランド銀行は「11年間の期限付き」だった
16:38 ・明治政府の金利9%と、高橋是清の「天祐」
17:59 ・三つ目のまとめ
18:39 ④ 三百年以上前から繰り返すバブルの正体(チューリップ・フィーバー)
19:48 ・球根を玉ねぎと間違えて食べた船乗り
20:44 ・南海会社:128ポンドの株が1050ポンドに
21:54 ・ニュートンが損をした株、暴落しなかった東インド会社
22:31 ・脱獄した男ジョン・ローとミシシッピー会社
24:35 ・四つ目のまとめ
25:15 ⑤ 現代の金融は「リスクを創り出す」段階へ(紀元前のオプション取引)
26:14 ・江戸時代の堂島米会所とニクソン・ショック
27:29 ・ブラックマンデー:一日で23%近い下落
28:29 ・ノーベル賞学者の「ドリームチーム」LTCMの破綻
29:26 ・サブプライム問題と「ポンコツな車」のたとえ
30:41 ・禁固150年、マドフ事件
31:35 ・五つ目のまとめ
32:25 今日のおさらい
33:20 本の結び:金融は「裏方」から「主役」へ
34:19 エンディング
▼この動画でわかること
・最初の銀行が「神殿」だったとされる理由
・利息の禁止が、かえって金融の技術を進化させた話
・株式会社と「有限責任」が、大航海の賭けから生まれた経緯
・イギリスが国債と中央銀行で「安く借りる力」を手に入れた仕組み
・チューリップ、南海会社、ミシシッピー会社に共通するバブルの形
・ブラックマンデー、LTCM、サブプライム問題、マドフ事件から学べること
▼紹介した本
『ファイナンスの世界史 金融技術と金融ビジネスの歩み』
著者:大村敬一
出版社:日経BP 日本経済新聞出版(2025年7月発売)
Amazon:https://link.amazon/B00oTHXtz
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※この動画は書籍の内容を要約・解説したものです。数字や歴史の解釈は本書の記述にもとづいています。くわしい内容は、ぜひ本を手に取ってご確認ください。
※特定の金融商品の購入や投資をすすめるものではありません。
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