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【制限45km/hを平均約113km/hで】車止めを越えた特急南風17号 宿毛駅 列車脱線事故【3D解説】

3D事故調査室21,692回視聴投稿日: 2026/11/05
2005年3月2日の夜、窪川発・宿毛行きの特急南風17号(JR四国の2000系ディーゼルカー3両・乗客11名と乗務員2名)は、終点の宿毛駅(高知県宿毛市・土佐くろしお鉄道 宿毛線)で線路の終わりの車止めを越え、その先の通路に乗り上げて、駅のエレベータに衝突して止まりました。1両目は大破し、直後に1両目のあたりから火が出ました。運転士1名が亡くなり、乗客10名と車掌が負傷しました。報告書の分類は「列車脱線事故」です。 駅の入り口の場内信号機は「注意」で、時速45km以下で入るはずの区間でした。列車はそこから約157mを約5秒、区間の平均で時速約113kmで通っていました。線路の終わりの手前の自動列車停止装置(ATS)の非常ブレーキは働いたと推定されていますが、止まりきれませんでした。 航空・鉄道事故調査委員会の報告書をもとに、いつもならトンネルの出口でかかるブレーキ、線路に置かれた4つの地上子、残り190mの非常ブレーキ、運転室に残っていたハンドルの位置、「時速45kmで入ってくる」ことを前提にした装置の置き方、そして事故の後に置かれた5段の地上子までを3Dで解説します。 ■目次 0:00 はじめに 157メートルを5秒 1:22 特急南風17号 午後8時35分 2:47 いつもならトンネルの出口でブレーキ 3:44 線路に置かれた4つの地上子 6:05 トンネルを出てもかからないブレーキ 7:41 残り190メートル 11:27 運転室で何が起きていたのか 14:15 「時速45キロで来る」前提 15:23 823メートル手前からの5段 16:36 まとめ 17:06 おわりに ■この動画のポイント ・列車は平田駅を定刻の20時35分に出発し、長さ5,084mの聖ヶ丘トンネルを抜けて東宿毛駅を通過した。宿毛駅は高架の2階にホームがある行き止まりの駅 ・遠方信号機は「減速」(65km/h以下)、1番線の場内信号機は「注意」(45km/h以下)だったと推定される。場内信号機用の地上子は1番線・2番線とも「停止」のときしか働かず、「注意」の制限まで落とす地上子は無かった ・先頭が場内信号機を通ったのは20時40分28秒ごろと推定される。そこから約157mを約5秒(区間平均 約113km/h)で通過した記録があり、進入の速さは制限45km/hを大きく超えていたと推定される ・線路の終わりの約206m手前の警報の地上子、約190m手前の25km/hの速度照査の地上子を通り、遅くともそこから非常ブレーキがかかったが止まりきれなかったと推定される。45km/hで入っていれば、非常ブレーキで車止めまでに止まれたと考えられる ・20時40分40秒ごろ、列車は車止めを約25m越え、1両目の先頭が駅のエレベータに衝突して止まった。車止めを越えたときの速さは記録が無く、報告書は仮定を置いて約95km/hまたは約82km/hの可能性を推算している ・事故の後、主ハンドルは力行1ノッチの位置にあった。報告書は、平田駅を出た後に運転士に何らかの異常が起きたと考えられるとしたが、その正体は明らかにできなかった ・報告書は、最高120km/hの線区なのに、近づく速さを想定以下に保たせる手段がないまま終端の ATS が設計されていたと考えられる、としている ・事故の後、会社は車止めの約823m手前から5段階で速さを確かめる地上子を置いた。国は終端の設備の緊急点検と ATS の見直しを指示し、翌年に技術基準の省令が改められた ■出典 出典:「鉄道事故調査報告書 RA2007-4-1」(航空・鉄道事故調査委員会)(https://jtsb.mlit.go.jp/railway/rep-a... (航空・鉄道事故調査委員会「鉄道事故調査報告書 RA2007-4」(2007年7月27日公表)の「Ⅰ 土佐くろしお鉄道株式会社 宿毛線 宿毛駅構内 列車脱線事故」。報告書は現在、運輸安全委員会のサイトに掲載されています) ■3Dモデル・素材 ・"117系 サンライナー | 117 series『Sun Liner』" by own.guest(CC BY 4.0・特急南風17号の2000系の代わりに使用。塗装を白無地+灰の帯に塗り直し、3両に切り分け、事故後の形は改変して使用)https://sketchfab.com/3d-models/117-1... ・"国鉄キハ32形気動車 KIHA 32 Diesel" by own.guest(CC BY 4.0・2番線の普通列車として使用。白無地+灰の帯に塗り直して使用)https://sketchfab.com/3d-models/32-ki... ・"Economy Seat" by Mark(CC BY 4.0・客室の座席として改変して使用)https://sketchfab.com/3d-models/econo... ・街灯: Poly Haven「Street Lamp 02」(CC0) ・テクスチャ: Poly Haven「Concrete Pavement」「Gravel Ground 01」「Gray Rocks」「Weathered Brown Planks」(CC0) ・地図・空撮・地形・建物と線路の形: 出典:国土地理院ウェブサイト(地理院タイル・全国最新写真(シームレス)、標高タイル、ベクトルタイル)を加工して作成。写真は現在のもので、事故当時とは異なります。建物の高さは模式です ・運転台・地上子・車止め・駅舎は、報告書の記述・図・写真の説明をもとに3Dで組んだ模式です ■注記 ・3Dの映像は、報告書の記述・図・数値をもとに作り直した再現で、実際の映像ではありません。形や配置は簡略化しています。車両は社名・ロゴ・車番を省いた無地です ・2000系ディーゼルカーの3Dモデルが無いため、117系電車のモデルを代わりに使っています。形(前面・窓・屋根の機器など)は実際の2000系とは違います。2番線の普通列車の形式は報告書に無く、キハ32形のモデルで表しています ・列車の速さの移り変わりは、報告書の区間平均(約157mを約5秒)と推算(空走2秒・毎秒約4km/hの減速)をもとにした模式です。車止めを越えたときの速さは記録が無く、推算の値です ・地上子・信号機・車止めの形は報告書に写真や図が無いため、模式です。駅舎とエレベータの位置は報告書の略図をもとにしています。人は描いていません ・時刻は、信号装置の記録を報告書が補正した値と、運行の記録(CTC)の値です。報告書の表紙の発生時刻は「20時41分ごろ」です ・報告書の「推定される」「考えられる」「可能性が考えられる」「明らかにすることができなかった」の区別は、ナレーションでもそのまま使っています。運転士に何が起きたかは分かっておらず、この動画でも決めつけていません ・この動画は責任を問うためのものではなく、報告書と同じく事故の仕組みを知るためのものです。個人の名前は出していません ■音声・BGM 音声: Gemini 3.8 Flash TTS(ja-jp-advisor-3) BGM: 考察 / shimtone

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