なぜApple製品はOSを元に戻せないのか【ゆっくり解説】
#iPhone #Apple #ダウングレード
アップデートしたら、前の方が良かった——そう思っても、なぜiPhoneには「前のバージョンに戻す」ボタンが無いのでしょうか?
今回は、Apple製品だけがOSを元に戻せない、その仕組みを根っこまでゆっくり解説します。
実は、旧バージョンのOS一式のファイルは、Apple自身のサーバーに置かれていて、会員登録もログインも無しに誰でもダウンロードできます。2017年に出たバージョンさえ、今この瞬間も転がっているほどです。
それでも入らない。Appleが握っているのは、数ギガの「荷物」ではなく、たった一枚の電子署名——「許可」の方だったからです。
新しい版が出ると、ひとつ前への許可は通常1週間ほどで、告知も無く止まります。2009年6月17日、その仕組みが生まれた日から、約10年にわたるAppleと世界中のユーザーとのいたちごっこが始まりました。
エラー3194、毎回作り直される「合言葉」、2018年に数時間だけ開いてしまった窓、そして石より固いはずの検問官に空いた穴「checkm8」。
さらに、その「携帯の檻」が9年遅れでMacに渡っていた話と、真逆の思想で「戻れる」ように作られたWindowsの設計まで。
一つのボタンが無い理由が、どこまで深く設計されているのかを、ゆっくり解説します。
昔からデジタルに触れてきた方も、当時をリアルタイムで通ってきた方も、
「エラー3194、見た覚えがある」「Windows.old、容量の犯人だと思って消してた」など、ぜひコメント欄で教えてください!
▼目次
00:00 オープニング
01:03 旧OSのファイルは、Apple自身が誰にでも配っている
01:59 足りないのは荷物じゃなく「許可」の方だった
03:27 エラー3194と、7日で閉まる窓口
04:20 2009年6月17日 ── 戻せなくなった境界の日
05:36 起動のたびに動く「検問のリレー」
06:58 許可証の「宛名」は、チップ1個ごと
07:21 Appleと民衆、約10年のいたちごっこ
08:32 iOS 5の一手 ── 毎回変わる「合言葉」
10:48 2018年1月10日、窓が内側から開いた夜
12:03 A12チップと、「保存」という保険の終わり
12:44 なぜAppleはここまで封じるのか
14:02 「古いまま」の端末を狙う攻撃キット
15:35 石の砦に空いた穴 ── checkm8
17:59 「携帯の檻」は、Macに渡っていた
20:01 Macにだけ用意された「所有者の椅子」
21:27 Windowsは、なぜ「戻れる」のか
22:53 2007年、市場がXPを売り直させた
24:23 Windows 10サポート終了 ── 閉じた正面扉
26:38 まとめ
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